全日本キック日タイ5対5にて
山本優弥選手と対戦する
サムランチャイ選手のインタビューであります。
いやあ・・・
茶髪か・・・
タイ人は茶髪にするとどーもイカンような気がする。
というワタシのジンクスを、彼は打ち破ってくれるのでしょうか！？
―― ようやく日本での試合が決まりました。
サムランチャイ そうですね。
―― 最近は海外で闘っているようですね。本当は、もっと早く日本で試合の機会があると思っていましたが。
サムランチャイ 最近めっきりヨーロッパでの試合が多くて、自分で言うのもなんだけど、俺、オランダとかじゃあ結構有名なんだよ（笑）。
―― もう、どのぐらい闘いましたか？
サムランチャイ オランダ、フランス、ベルギー、スリナムなどで11戦かな。戦績は10勝1敗（2KO）だね。
―― かなり良い戦績ですね。
サムランチャイ いや、本当は全勝しないと駄目だと思っている。俺が万全に整えていけば、どの相手も普通に勝てる試合だったし。でも海外の試合は、その国のジャッジだから、本当はあまり気にしてないんだけどね。
―― では今まで大勢の白人と戦ってきましたが、どんな印象を受けましたか？
サムランチャイ 70kg契約の試合が一番多かったけど、皆手数が少なかったよ。射程距離内にいるのに、何も手を出してこない相手が多かったかな。
―― あなたのガードが固かったからでしょう。試合はどのような展開が多かったですか？
サムランチャイ やはり相手が出てこないと距離が縮まるので、自然に組む形になるよね。
―― あなたは組んでの攻防戦がとても得意でしたね。
サムランチャイ ヨーロッパの相手も俺の闘い方を知っているし、組む展開から逃れたいようだったけど、相手が逃げれば逃げるほど組み合いたくなってしまうんだ（笑）。
―― 今度の山本優弥選手は距離こそ縮めてきますが、パンチでラッシュをかけてくるファイターですよ。
サムランチャイ 以前にサムゴーと闘っているよね。話は聞いているよ。
―― どういう風に聞いていますか？
サムランチャイ 前半パンチでガンガン来るけど、後半はそのパンチも半減するだろうから…と。
―― そうですか…サムゴーから話は聞いているのですね。では対策もバッチリじゃないですか？
サムランチャイ 前にも言ったけど、普通にいけば勝てるでしょう。でも、油断はしていないよ。
―― 日本で、この試合の事はもう報じられています。ファンの期待も集まっていますよ。
サムランチャイ 俺、本当はもっと早く日本に行きたかったんだよ。うちのジムは結構日本の選手も練習に来るしね。日本のファンは何を観たがっているのかな？
―― やはりブアカーオの様な神技じゃないですかね？
サムランチャイ 俺もそう思っていた。でもまあユウヤが組みたいのだったら、あえて俺は組み合って倒す。でもヨーロッパの白人とは違って、ユウヤはパンチとローキックでガンガン来る奴だと聞いているから、俺も同じ間合いで打ち合いに応じるよ。
―― 初の日本戦はあえて意識して蹴り合いや（パンチの）打ち合いで闘うという事ですか？
サムランチャイ だって、その方が良いでしょう。同じ技で完封して、違いを見せ付けたいしね。そうすればお客さんも喜ぶし、ムエタイの人気も俺自身の人気も上がるでしょう。
―― 確かにそうですが、もう既に余裕モードですね。油断はしないでくださいよ。
サムランチャイ いや、余裕とかじゃないんだよ。日本のお客さんは海外の選手の勝利へも、沢山声援を送ってくれると聞いている。であれば俺も万全の状態で本物を見せにいく事ができるでしょう。
―― その本物が出せれば、あなたの人気も上がっていくでしょうね。
サムランチャイ 俺もそのつもりだよ。だから日本のファンも楽しみにしていてください。
(８月２７日、96ピーナンジムにて収録)
協力:シンラパムエタイ/早田寛 Hiroshi Soda
http://sinlapamuaythai.com/
今までの経験上タイ人のインタビューって
どうしても優等生発言に終始するところがあるみたいで、
インタビュアーも苦労されたのではと思いつつ
真面目そうでくだけたとこアリというキャラなんですかね。
まあ・・・
茶髪だもんなあ（しつこい