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色男タイ人・ペッエークのインタビュー、
キター!
サービス精神あふれる伊達男の模様。
期待しとこ♪
ペッエーク・ソー.スワンパクディー
――最近、タイであなたを見かけませんでしたが海外で闘っていたのですか?
ペッエーク うん。イギリス、フィンランド、オランダ、そんなとこかな。
――ヨーロッパの白人は強かったですか?
ペッエーク みんな、そこそこ強かったよ。
――日本で試合をしたことがあるリアム・ハリソン(イギリス)とも闘っているようですね。
ペッエーク そうだね。僕が勝ったけど(判定)、ヤツはなかなか強かったよ。
―― どんな試合でしたか?
ペッエーク んーと…覚えてないや。
―― えぇ!? 覚えていないのですか…?
ペッエーク そんなの覚えてないよ。まっ、だからそこそこ強かったって事だろうね(笑)。ところで、次の日本人はどんな選手?そこそこデキるヤツなの?』
―― 石川直生選手は今、日本のチャンピオンで肘打ちが得意ですよ。
ペッエーク えー、マジで?じゃあ俺も肘打ちでいくよ。肘!肘!(肘打ちのジェスチャー)
―― だからその…今、本当に思った事だけ話してくれればいいですよ。このインタビューで過剰なファンサービスは不要ですからね。
ペッエーク いやいや、だってナオキは本当に肘の選手なんだろ?肘の相手には、肘打ちが一番良く当たるんだよ。だってすごく接近して打つだろ。それに打つ時に完璧にガードなんかできないし。だから肘には肘が当てやすいのさ。
―― なるほど。俺の方がすばしっこく当ててやるという事ですか?
ペッエーク まあな。本当に当ててやるからな。
―― 実は私、あなたの試合を多数見たことがあります。あなたは感情をむき出しにして闘う人ですよね。
ペッエーク おぉ!俺の試合観てくれた?でもさ、試合中の顔なんか自分で分かんないよ。そんなの(笑)。
―― BBTVで怖い顔してミドルキック全開でした。あれは確か、あなたがBBTVのタイトルを獲った時でしたね。
ペッエーク ああ、デーンタイ・シンマナサックに勝った時ね。俺、デーンタイに勝ってBBTVのチャンピオンになったんだ。
―― あぁ、そうでしたか。
ペッエーク 彼はこの前日本で試合したそうだね。判定で勝ったってタイの新聞にも出ていたよ(7月6日、有明で大輝に勝利)。
―― 最近、日本でもブアカーオ以外のムエタイ選手が続々と試合していますよ。
ペッエーク そうか、俺も昔ブアカーオと試合しているよ。日本ではK-1でチャンピオンになったんだろ?
―― えっブアカーオとも闘っているんですか?ブアカーオは強かったですか?
ペッエーク もう8年位前のことだけど2回試合して1勝1敗かな。彼は当時、組んでばっかりの選手だったけど、最近はパンチも沢山打つんだってね。
―― タイの選手は皆日本に来ると組まないで打撃を多く使いますよ。
ペッエーク でも、さっきも言ったけど、肘には肘で向かっていくのが一番なんだよ。やられたらやり返さないと。
―― そうですか。最近、日本で試合をするムエタイ選手は、肘打ちを強引に決めて早い回でTKO勝ちを狙う選手も多いです。ぜひたくさんのムエタイ技を見せてください。
ペッエーク もー、なんだか知らねえけど任せとけって。会場は女の子もたくさん来るんだろ?まあちょっと、俺もムエタイ選手として良いところを観せないといけないな。
―― 期待していますよ。
ペッエーク 全然心配ないから任せといてくれよ!ナオキが肘で来たら、ムエタイの肘を見せてやるから!
(9月5日収録)
協力:シンラパムエタイ/早田寛 Hiroshi Soda
ペッエーク・ソー.スワンパクディー(タイ) Petcheak Sor.Suwanpakdee
元ラジャダムナンスタジアム・スーパー・バンタム級王者
元オームノーイスタジアム・スーパー・バンタム級王者
元BBTVスタジアム・フェザー級王者
3ch主催第2回ISUZUトーナメント スーパー・バンタム級優勝
77.1.10生/スラーターニー出身/31歳/身長168cm/左右両構え
得意技:ミドルキック、パンチ
戦績:185戦144勝(25KO)36敗5分
☆初来日。ラジャダムナンをはじめ3つのスタジアムでベルトを巻いたムエタイマスター。芸術的な足技に加え、打ち合いにも下がらないファイトスタイルで、チャンピオン時代は高い人気を誇る。一昨年からは“ムエタイ・レジェンドファイター”としてヨーロッパ・キック界から招聘を受け、現在はタイと股にかけて活躍中。06年11月・イギリスではリアム・ハリソンに勝利、昨年秋もヨーロッパで2連勝を飾っているという。海外での豊富な試合経験で培ったインサイドワークを、石川がいかに攻略するかが勝負のポイントといえる。